北海道で見つけた「月決」駐車場

「月決」駐車場と出会った

先月北海道を旅行してきた。一人だったので気の向くままに歩くことにしたのだが、こんな看板を見つけた。

ごく普通の駐車場の看板。だけど、ある一点に強烈な違和感を覚えた。

「月決」と書かれている。月極ではなく、月決。書き間違いかと思ったが、他にも「月決」と書かれている看板を見つけて、書き間違いではないのだと気がついた。意図的なものらしい。

この辺りはすべて「月決」なのか。そう思ったが、普通の月極駐車場の表記もあったので、どうもそうではないらしい。「月極」と「月決」が混在しているようだ。

じゃあ「月極」と「月決」はどちらが多いのか。気になってカウントしてみたら、月極:月決=9:8の割合で存在していた。だいたい半々っぽい。

気になって調べてみると、どうやら「月決」の表現は地域性のあるもので、北海道や東北などの一部の地域でしか使われないものらしい。

駐車場から感じる土地柄

地域独自の表記と聞いて納得する部分があった。「月決」の表記の看板は、手書きの看板で地域の人が立てたと分かる看板か、ローカルの不動産屋が立てている看板だった。

全国チェーンの駐車場はすべて「月極」表記だった。その表記の方が一般的なので当たり前と言えば当たり前か。

話は変わるが、月極は子どもの頃、何と読むか親に聞かれて「げっきょく…?」と答えたことがある。あるあるだが、月極を「つきぎめ」と読むのは初見では難しい。

正直、一般的な「月極」よりも「月決」の表記の方がしっくりくる。「月決」でいいなら、全部「月決」にしてしまったほうが分かりやすいのではないかとさえ思う。「月決」の方が意味が分かりやすいし、読み間違いを起こすこともない。

北海道の旅行中に見つけた「月決」はその土地でしか見ることができないものだった。

旅行を楽しむ方法は数多くあるが、看板ひとつとっても旅行を楽しむことができる。言ってしまえば方言のようなもので、関西弁から関西を感じるように、「月決」を見て北海道を感じてもいいかもしれない。

雪の上を行進するペンギンたち。歩く様子を観光客が見守っている。 冬の旭川をリュックひとつで旅行してきた

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