以前の記事「【Gemini Spark】ブログ運営を限界まで仕組み化する自作スキルまとめ」では、AIでブログ運営を仕組み化する方法を紹介した。
日々のネタ出しやリサーチは、今でもGemini Sparkに丸投げしている。
だが、ブログを書き続ける中で、どうしても叶えたい大きな願望が出てきた。
「すべての記事の編集を、Notionデータベースの中で完結させたい」という思いだ。
ネタ出しから下書きまでNotionに集約しているのに、WordPressと行き来して手作業で装飾や修正を行うのは、あまりに非効率だった。
そこで今回は、AIエージェント「Antigravity」を使って2つの専用スキルを自作した。
Notionに修正コメントを残すだけでAIが本文を清書し、装飾済みの状態でWordPressへ下書き保存される仕組みだ。
今回は、すべての編集作業をNotionで完結させ、コピペ作業を完全に消滅させた舞台裏を紹介したい。
自分にとってNotionデータベースは、記事のアイデアから下書きまでを集約する執筆の本拠地だ。
すべての編集作業をNotion上で終わらせたい。
だが、従来のやり方ではWordPressとの二重管理が発生し、どうしても2つの面倒な作業にぶつかっていた。

Notionでいくら文章を書き上げても、WordPressへそのままコピペしただけでは公開できない。
ブログの見た目を整えるために、WordPressのエディター上で1つずつブロックを装飾していく必要がある。
- 見出しにSANGOのカスタムアイコンを設定する
- 手順の箇条書きをタイムラインブロックに置き換える
- リストをSANGOサークルスタイルのデザインにする
- 重要な注記をポイントボックスで囲む
せっかく本文を書き上げたのに、マウスを握りしめてブロックを行き来しているうちに、あっという間に1時間が溶けてしまう。
画面を行き来してクリックを繰り返すこの作業は、Notionだけで完結させたい自分にとって最大のストレスだった。
もう1つの壁が、Notion上での推敲作業だ。
AIが出力した下書きをNotionで読み、気になるところにコメント機能で「ここは簡潔に」「具体例を足す」とメモを残す。
ピンポイントで指示を残せるNotionのコメント機能は非常に便利だ。
だが、結局はそのメモを見ながら自分の手でキーボードを叩いて打ち直していた。
指示を出すところまでは頭を使っているのに、文章の書き直しを手作業でやるのは本末転倒だ(自分で指示を出して自分で作業するマッチポンプのような状態だった)。
WordPress側で直接修正するとNotion側の下書きとズレが生じるため、二重管理のストレスも大きかった。
この2つの手作業をなくし、すべての編集をNotion上で完結させるために作ったのが以下のスキルだ。
Notionで仕上がったMarkdownテキストを解析し、WordPressテーマ「SANGO」の正式なブロックコード(<!-- wp:sgb/... -->構文)に自動変換するスキルだ。
見出しアイコン、タイムライン、サークルリスト、ポイントボックスなど、SANGO特有の装飾構文を正確に再現してWordPressへ直接下書き保存する。
WordPressのエディターを手動で操作する必要は完全にゼロになる。
Notion上の校正コメント(ディスカッション)を直接読み取り、指示内容を漏れなく本文へ反映して書き直すスキルだ。
自分のブログの文体やリズムを学習させてあるため、トーンを崩さずに一貫したクオリティで本文を仕上げてくれる。
修正が完了するとNotion上の本文が自動で最新状態に更新されるため、Notionが常に「最新の完成原稿」として保たれる。
もちろん、AIの清書精度は最初から100パーセント完璧というわけではない。
1回で終わらせるのではなく、Notion上でコメントを付けてAIに再清書させるサイクルを2〜3回繰り返すことで、納得のいく完成度まで引き上げている。
この2つのスキルを組み合わせたことで、日々の執筆はすべてNotionを起点に回るようになった。

Notionデータベース内の下書きを読みながら、修正したい箇所にコメントを付ける。「ここは具体例を追加」「専門用語を噛み砕く」といったメモを残すだけでいい。スマホのNotionアプリからスキマ時間に入力できるのも便利だ。
Antigravityで「notion-blog-writer コメントをもとに書き直して」と指示する。AIがNotionからコメントを自動取得し、すべて反映した上でNotionページ自体を最新の文章に書き換えてくれる。
「sango-block-formatter WordPressに反映して」と指示する。Notionの最新文章がSANGO専用ブロック構文へ瞬時に変換され、WordPressへ下書き保存される。
WordPressの管理画面を開くのは、最後のプレビュー確認と公開ボタンを押す時だけだ。大幅な編集作業はなくなり、微調整と最終チェックだけで済むようになった。
執筆から編集までをNotionデータベースに集約したことで、作業の快適さが格段に上がった。

- Notionが「唯一の最新データ」になる
- Notion側とWordPress側の原稿の食い違いが完全に消滅した。
- すべての過去記事や下書きがNotionデータベースに綺麗に揃う。
- 思考と推敲が途切れない
- WordPressの管理画面や装飾ツールに気を取られることがない。
- 慣れ親しんだNotionのエディターで、文章の構成や推敲だけに集中できる。
- 修正の心理的ハードルがゼロになる
- スマホやPCから思いついた時にコメントを残すだけで、原稿が勝手にブラッシュアップされる。
- 「直したいけれどWordPressを開くのが面倒」という妥協がなくなった。
ブログ運営において、ツールを行き来して同じ文章を手作業で修正するのは、最も避けたいエネルギーの浪費だ。
記事の管理、アイデア出し、コメントによる推敲指示までをすべてNotionデータベースに一元化する。
そして、実際の清書・SANGO装飾・WordPressへの保存といった作業はAIエージェントに任せる。
この体制を作ったことで、自分は「Notion上で読者に何を伝えるか」を考えることだけに時間を使えるようになった。
Notionを愛用しているブロガーなら、Notionデータベースを真の執筆拠点にするこの仕組みは、試してみる価値が十分にあるはずだ。

